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「ジャングル黒べえ」1973 [映画・アニメ]

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〔1973年/日本/東京ムービー〕





アフリカの密林、ジャングルの奥深くに住む
ピリミー族の王さまの息子、
「クロベンボコ・ベロチョンタ・ベンボコリンコン・ブラブラボロリン・
ボロボロボロリン・バエボコロンタラ・タラリロレンベエ」。
通称、黒べえ。

ある日、ふと見上げた空を飛ぶジェット機を
大きな鳥と思いこみ、車輪にしがみついたまま、
日本にやってきてしまう。

空腹で傷ついた黒べえは佐良利一家の子供、
しし男に救われた。その恩返しが済むまでは、
この家を離れないと決意した黒べえは佐良利家に
居候として暮らすようになる。

やがてジャングルから2足歩行の象、パオパオや
弟の赤べえもやってきて街は大混乱に・・・。




1973年(昭和48年)より、MBS毎日放送系で放映開始された
藤子不二雄先生原作による「ジャングル黒べえ」さん。

アニメーション制作は「オバケのQ太郎さん」「パーマン」、
「ウメ星デンカ」「怪物くん」を手掛けた
東京ムービー(トムスエンタテインメント)。

東宝チャンピオンまつり内で、
テレビ版第2回のBパート「神さまさかだちベッカンコの巻」を上映。


1990年代に巻き起こった「ちびくろサンボ」にはじまる、
黒人差別をなくす運動によって、「ジャングル黒べえ」も
長らく歴史の闇へと封じ込められていた。

思えば、あの当時、市民運動、団体からの抗議を怖れるあまり、
マスコミ、出版社が必要以上の自粛を行い、
手塚治虫先生の漫画まで全作品出荷停止!などという、
バカげた行為を平然と行っていた。

実際に作品を見れば、「差別」を助長する意図など、
まったくない事は明らかなのだが、
ただ色が黒い、ただ唇がブ厚い・・・そのような記号化された
見た目だけで「これは差別だ!」と糾弾された…。

そんな時代がこの日本につい最近、あったのです。

手塚治虫先生の作品を店頭から消したら、
黒人に対する差別はなくなりましたか?。

根本的な部分がなにも見えていないのです。

そして、人間がこの世にある限り、
差別もまた、なくなりはしないのです・・・。







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